AWS Application Migration Serviceを試してみた
AWSへサーバマイグレーションの予定があったのでCloudEndureについて調査。すると、「AWS Application Migration Service(MGN)」に統合されるとのことだったので、マイグレ時期の点からMGNの調査、検証を行った。
サーバをレプリケーションする仕組みは、CloudEndureを踏襲しているっぽいのでお決まりのBlackbeltで基礎をInput。
https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/2020811_AWS_BlackBelt_CloudEndure_Public.pdf
細かい手順は、Amazon Web Services ブログに掲載があったのでそれを参照。
以下はポイント。
・最初にMGNの画面で、「Get started」した方がよい。サーバの追加画面で、sourceのサーバ上で実行すべきコマンドを作ってくれる。
・sourceでAgentインストールの上記コマンドを実行後、MGNの画面から「レプリケーション」を実行。すんなり実行された。実行段階で、Staging用のVPCにEC2が自動で立ち上がる。NameはAWS Application Migration Service Replication Serverである。
・テストの実行は簡単に行えて、「Launch test instances」をクリックするだけ。Target用のVPCにEC2が立ち上がる。スナップショットを利用するらしく、EBSボリューム/スナップショットにMGN関連のものがいくつかできている。
・テスト完了後に、「Mark as "Ready for cutover"」を選択するとテスト用のEC2が削除される。次のチェックを外せば削除されない。Yes, terminate launched instances (recommended).
・テスト時に、EC2のインスタンスのスナップショット、AMIを作成した場合は、「Mark as "Ready for cutover"」を選択しても取得済みのスナップショットとAMIは削除されない。
・Cutover後、「Finalize cutover」を選択するとレプリケーションを管理していた「AWS Application Migration Service Replication Server」のEC2も削除される。
感想だが、V2Cをやりたい案件では簡単にテスト、コンバートが行えて便利なツールだと思いました。インターネットに出れない環境で使えるかは、未確認です。
その他〜〜〜
検証のため、VPC上にネットワークを準備したのですが以下を忘れていてハマった。今後のためにメモ。
Public Subnet上のインスタンスが、インターネットにアクセスするには次のいずれかとなる。
・インスタンスにパブリックなIPを付与する
・Elastic IPを付与する
※Nat Gatewayを利用できない
Private Subnetのインスタンスがインターネットにアクセスするには以下となる。
・Nat Gatewayを利用する